Sunday 15 July 2012

南アルプスの天然水

うちで閉じこもってばかりではつまらないので、工場見学をしてきました。


行ってきたのはサントリーの白州工場。


もとはウィスキーの工場で、見学は水コースとウィスキーコースがありました。今回は水コースのみ参加。実際見られるのはラベリング。ボトリングはビデオで紹介。採水やフィルタリングはコースに入ってませんでした。


試飲もありフランスのVittelと飲み比べ。Vittelは正にヨーロッパの水という味でしたが、使い分けると良いという話でした。コーヒーも軟水で作ると酸っぱくなりやすいらしい。


森の中にある工場でしたが、ウィスキーやレストランで出す料理の香りが漂っていて、とても良い雰囲気でした。水的には「まぁまぁ」と思っていましたが、なぜか工場をみると微妙なファンになるのは不思議ですね。選択肢があるときは選ぶようになってしまいました。



組成と採水地。


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白州(はくしゅう)という地名は、ここで作られるウィスキーの銘柄にもなっています。氷と割り水に南アルプスの天然水をつかうと「究極の水割り」ができるらしいです。あと、氷は角が溶けやすいので球状が一番いいらしい。











さて次はどこに行きましょうかね。
ではまた。

Saturday 30 June 2012

北アルプスの天然水

無印良品で買いました。昔からジャスミン茶が好きでしたが、今は品揃えがすごく増えた気がする。関係ないですが無印ではクランベリーヨーグルトチョコも甘酸っぱさがいい感じ。ファミマにも売ってたはず。



"硬度20"を前面に押し出してます(商品名?)。「硬度」が高くても口当たりまろやかな水もあるのでどうかな。


pHは7.2。ちなみにpHの正式名称は水素イオン濃度指数というらしい。

さて、採水地ですが富山県富山市です。調べてみたところ、地元の薬品メーカーらしいことが分かりました。商品のラインナップではこれに一番近そう。pHと硬度が一致していて、成分も単位量が違いますが、大体同じ。

http://www.goshu.co.jp/prods_tateyama.html

工場の所在地はココかな。

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商品名的に水源は北アルプスのはずなんだけど、厳密に言うとそうでもないような。。。(地図を引いて見てください)


「北アルプス」や「立山連峰」の定義を調べている途中で、偶然おもしろい記事をみつけました。北アルプスにある剣岳が一瞬3000メートルを超えた歴史があるという話し。(今は2999メートル確定)どうやら映画にもなってたみたいです。

国土地理院の広報誌


そういえば国土地理院は筑波大の隣にありました。巨大パラボナの写真にリンクはっときます。サイズに見合わないくらい高速に動くので少し怖い。

VLBIアンテナ

落ちが無いですが、ではまた。

[追記]
落ちが付きました。blogに時間かけてたら同居人に「オタクだね」といわれました。これからは水オタク(ペットボトル)として生きていきます。

Sunday 24 June 2012

サッポロ バナジウムウォーター

とあるワイン専門店で見かけたので買ってみました。


「バナジウム」ってなんか硬そうなイメージですが、よくよく調べてみるとあんまり素性のいい物質ではないらしい。燃料に溶けていると「バナジウムアタック」という高温腐食現象を引き起こし、生物に対しては試験管内で致死毒性もあるとのこと。一部ラットによる実験で、インスリンと似た効果があるとされ、2000年ころから話題になったようだ。ソースはwikipedia。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%8A%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0



気をとりなおして、採水地は静岡県富士宮市。調べてみると「宮町」という所で、富士浅間大社がある。なんと全国にある浅間大社の総本社!
http://www.sapporo-inryo.jp/news_release/0000001084/index.html



近所の川の写真。さすがに澄んでいますね。
https://ssl.panoramio.com/photo/35768593

地質に関しては「玄武岩」を売りにしています。どうやら富士山麓の水はどれも玄武岩層を通った水として売り出している様子。


今回は工場の住所は特定できませんでしたので、先の神社を設定しておきます。


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しかし、巷にあふれる健康食品とか健康法って何なんだろうと思う今日この頃。論文?があれば、とりあえずそれをエビデンスとして商売を成り立たせるビジネスモデル。つまるところ「科学的に証明」されてなくても物は売れるということですね。しかし考えてみると工業製品ってだいたいそんな感じだったりもして。科学に基づいた商売について考えてみました。

ではまた。

Saturday 16 June 2012

森の水だより

コカコーラが「いろはす」の前に使っていたブランドのイメージですが、まだ2Lのボトルは売っています。近所のドラッグストアで最安なのでたまに買います。


味は悪くないのでコスパ高め。組成を見るとpH7で中性だそうです。


採水地は山梨県北斗市白州(はくしゅう)でサントリーのウィスキーもこの辺りで作っているみたいです。

工場の場所。ここも外部委託(白州ヘルス飲料の白州工場)そもそも自社で工場を持つ方がレアケースな気配がしてきました。地図を縮小してみたところ、八ヶ岳と南アルプスの間と判明。

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背後に控えるのは南アルプスの山々。地質的には「珪長質:けいちょうしつ」と言うらしく鉄やマグネシウムに乏しいらしい。山から湧き出る水が作る川の写真。
https://ssl.panoramio.com/photo/23865017

ちなみに「森の水だより」は全国統一ブランドらしく、採水地の一覧が下記に出てました。どうやら飲んでいたのは「日本アルプス」のようで、その他にも5種類あるみたいでした。
http://www.cocacola.co.jp/products/lineup/details/morinomizudayori2.html

今までは「アルカリイオンの水」一択だったのですが、ブログのせいで色々飲むようになってきた今日この頃。次はどれにしようかな。

ではまた。

Friday 15 June 2012

い・ろ・は・す

とりあえず100円だし555mlでお徳そうだし、で選ばれてるであろう「い・ろ・は・す」。点の存在理由が気になりますが、とりあえず調べてみました。


採水地は静岡県駿東郡小山町で御殿場のとなりですね。





いろいろ調べてみたところ、アウトソーシングしているらしく、丸善食品の富士小山工場というところで作ってるみたいでした。

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近所の風景を探したのですが、富士山ばかり。

気になる?組成はこんな感じ。


水を作るのは山ということで背景地の地質が気になって調べてみたところ、富士山は「非アルカリ苦鉄岩」でマグネシウムを多く含むとの事。ちなみに前回の南魚沼は上流にある山々の地質が複雑で、富士山ほど単純ではありませんでした。山の水でも微妙なミックスが実現しているんですかね。参考にしたのは「シームレス地質図」。よくできてました。
http://riodb02.ibase.aist.go.jp/db084/index.html

だんだん夏休みの自由研究になってきました。実はバックデータがけっこう集まってて、blogに落とすのに難儀してます。やること沢山あるのに。。。

ではまた。

Saturday 2 June 2012

世界水紀行

飲み物として、水が好きです。コンビニとか自販機でいろいろな銘柄が売っていますが、味が微妙に異なる事に気がつきました。

そこでふと不思議に思ったのが、うまい水とは何か、という疑問。その疑問を探るべく、飲んでみた水を片っ端から調べて記録する事にしました。
今の所の仮説は、含有しているミネラル分やphが味に関係している、です。あと微妙に気になるのが採水地。というか工場の所在地。いったいどんな所で作っているのか。

これから暑い夏ですが、水分補給の参考にでもしてください。


とりあえず第一回目は会社の自販機で買ったJTの水です。今時珍しい潰しにくい固いペットボトル。


味はいかにも山の水っぽいちょっと固さのある水。
組成はこんな感じ。まだよくわからないので、とりあえず記録だけ。


採水地は、新潟県の南魚沼市でした。米所で有名な魚沼市の上流にあたります。おいしい米はその土地の水と土が作るので、この知識でイメージがちょっと変わりました。
で、問題の工場はおそらくここかと思います。地区名が一致してJTが買い取った旧加ト吉、現テーブルマークの工場があるので、ここで間違いないと思います。

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近所の景色はこんな感じ。
https://ssl.panoramio.com/photo/23756845
絵に描いたような田園風景で美しすぎる。


最後に、たまたま同じ地区で造り酒屋を見つけました。うまい米とうまい水があれば、うまい酒が出来るのは当然な気がします。機会があれば飲んでみたいと思いました。
http://www.takachiyo.co.jp/

という感じで飽きるまで適当に綴って行きたいと思います。