Saturday, 17 September 2011
Friday, 16 September 2011
書評
- 野村再生工場 − 叱り方、褒め方、教え方
野球界で有名な野村監督の本。多くのメソッドが載っていて参考になるが、1点あげるとすれば「ノートをとる」ことの重要性だろうか。
いつも新監督になった直後の春キャンプで野村イズムを叩き込む講義を開くらしい。ヤクルト・楽天で成功して阪神で失敗した理由は、この春キャンプでノートを自筆で取らせたか、レジュメを配ったかの違いだと言う。
つまり講義を理解してもらうには、自筆でノートを取らせることが鍵のようだ。
教室に黒板があって生徒が椅子に座って教科書を読みノートを取るスタイルは、どこかで産業革命から変わらないスタイルと聞いた。それに対して現代的な教育はタブレットPCなどを活用して生徒一人一人に合わた授業になるという話もある。
今回の話からすると、黒板を使うにせよタブレットPCを活用するにせよ能動的に情報を整理して記録する行為は学習には欠かせないプロセスのように感じた。
- 日本人の9割に英語はいらない
とかく「英語勉強しろムード」が漂う今日この頃だが「もっと他に勉強する事があるだろ」という主張。英語は必要になってから勉強すれば良い、とも言っている。
背景には英語学習をビジネスにしている業界があり、不安心理を使って宣伝をしている事情を説明。そもそもお金と時間を費やして英語を勉強しても使う場面が無ければ意味が無い。
主張が極端に読めるかもしれないが流れを変えたかったら、これくらい言う必要があるのかもしれない。なんせ帯には「英語ができても、バカはバカ」と書いてあるくらいだから(本人の言葉か、出版社がつけたキャッチコピーか不明だけど)。
今見たら売り切れてるみたいなので、読みたい人がいたらあげます。限定1冊。
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